2013年5月31日金曜日

アンカロンR注150 電気的除細動抵抗性の心室細動あるいは無脈性心室頻拍による心停止の適応が追加

サノフィからアンカロンR注の電気的除細動抵抗性の心室細動あるいは無脈性心室頻拍による心停止の適応が追加になったとのプレスリリースが出ています。

今まで、適応上は心室細動・心室頻拍のみだったのですが、電気的除細動抵抗性の心室細動あるいは無脈性心室頻拍による心停止においても使用ができるようになりました。
あくまでも、適応が無かっただけで実際には使用されていたようなのですが、今回正式に適応が追加になってます。

膵癌に対するFOLFIRINOX療法に係る用法・用量の追加申請

膵臓癌におけるFOLFIRINOX療法に関する用法・用量の追加申請に関してのプレスリリースが関係している各社から出ています。

第一三共
協和発酵キリン
ファイザー
ヤクルト

公知申請になるので、多分早い時点で申請が通ると思います。

田辺三菱 SGLT2阻害薬の製造承認を申請

田辺三菱からSGLT2阻害薬のカナグリフロジンの製造承認申請を行ったというプレスリリースが上がっています。

アステラスが3月、大正が4月にそれぞれSGLT2阻害薬の製造承認を申請していますので、これで3剤目になります。
ちなみに、カナグリフロジンは田辺が開発した薬剤で、ヤンセンファーマに導出されてアメリカではすでに製造承認を取得しています。

ヒュミラ皮下注に腸管型ベーチェット病の適応が追加

エーザイからヒュミラ皮下注に腸管型ベーチェット病の適応追加が承認されたというプレスリリースが出ています。

腸管型ベーチェット病の適応がある医薬品は今まで無かったため、クローン病や潰瘍性大腸炎に使われる薬(ステロイド、5-ASA、サラゾスルファピリジン、アザチオプリンや抗TNF製剤など)が適応外使用で使われてきました。

実際の患者さんは2千~3千人程度、腸管型ベーチェット病の疑いとされている患者さんを含めても4千~6千人程度とされています。

2013年5月30日木曜日

アステラス 前立腺癌治療薬 エンザルタミドの製造承認を申請

アステラスから5月20日付けで経口アンドロゲン受容体阻害薬のエンザルタミドの製造承認申請をおこなったというプレスリリースが出ています。

適応症は前立腺癌になります。

2013年5月20日月曜日

ブルーレタの発行(イグラチモド(コルベット・ケアラム)とワルファリンとの併用について)

イグラチモド(コルベット・ケアラム)とワルファリンの併用に関してブルーレターが出ています。
もともと、併用注意だったのですが併用禁忌に変更となってます。

併用した場合、ワルファリンの作用が増強されINRの上昇、出血傾向の亢進がおこっています。


バイエル製薬 慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬を製造承認申請

バイエル薬品から、慢性血栓性肺高血圧症の治療薬リオシグアトの製造承認申請を行ったというプレスリリースが出ています。

慢性血栓性肺高血圧の場合、手術しか救命方法がないのですが手術適応が無い患者さんについて有効性が証明されています。

2013年5月15日水曜日

イーライリリー 脳内アミロイドβ・プラーク評価用の試薬合成装置の製造承認を申請

イーライリリーからアルツハイマー病の原因物質である脳内アミロイドβプラークを評価する際に用いられる診断薬(FLORBETAPIR(18F) 注射液)の合成装置について製造承認を申請したというプレスリリースが出ています。

診断薬(FLORBETAPIR(18F) 注射液)が半減期110分の18Fを含んでいるため、サイクロトロン有りのPET施設で、(18F-FDGのオンサイト合成と同じように)その場で合成して検査に使用する形になります。

2013年5月14日火曜日

ヤンセンファーマ 癌性疼痛治療薬の製造承認を申請

ヤンセンファーマから4月18日付けで癌性疼痛治療薬のタペンタドール塩酸塩の徐放錠の製造承認を申請したというプレスリリースが出ています。

法的には麻薬扱いにならないけど、ほとんど麻薬並みの強力な痛み止めという位置づけになるんでしょう。

2013年5月1日水曜日

ノバルティス アフィニトールの乳癌への適応追加を申請

4月26日付けでノバルディスからアフィニトールの乳癌への適応追加申請を行ったというプレスリリースが出ています。

レトロゾール及びアナストロゾール抵抗性の乳癌患者さんにエキセメスタン併用下でアフィニトールを投与するとエキセメスタン単独より無増悪生存期間が有意に延長すると言うことなので、ホルモン療法(エキセメスタン)との併用という形になるのではないかと思われます。