2015年4月12日日曜日

27年1月~3月の承認状況

取り急ぎメモを上げてみます。

1月分

  • アデムパス0.5・1.0・2.5mg
    • 肺動脈性肺高血圧症の適応追加
  • イーケプラ
    • てんかんの部分発作に対する単剤使用が可能になった
  • ペントシリン
    • 投与可能な一日量が増量

2月分

  • エルプラット
    • 治癒切除不能な進行・再発の胃癌の適応が追加
      • エルプラット+S-1がOKになってます
  • エンクラッセ62.5μgエリプタ
    • COPDの気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解
      • 1日一回吸入のLABA。アノーロエリプタのLABA側の成分(ウメクリジニウム)。
  • ジェイゾロフト
    • 外傷後ストレス障害(PTSD)への適応が追加
      • PTSDに対してパキシルしか適応がなかったのですがジェイゾロフトもOKになりました。
  • ダクルインザ60mg+スンベプラカプセル100mg
    • C型肝炎の1Stラインでの使用が可能。
      • 「インターフェロンを含む治療法に不適格の未治療あるいは不耐容の患者」及び「インターフェロンを含む治療法で無効となった患者」という部分が削除になってます。
  • トプラム注射薬
    • 早産・低出生体重児における原発性無呼吸の適応が追加
  • ロンサーフ配合錠
    • 治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌(標準的な治療が困難な場合に限る)
      • いきなりロンサーフを使ってもいいことになってます。

    3月分

  • アシテアダニ舌下錠
    • ダニ抗原によるアレルギー鼻炎に対する減感作療法
      • シダトレンスのダニ版です。
  • エクリラ400μgジェヌエア
    • COPDの気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解
      • 1日2回吸入のLAMA(アクリジニウム)になります。
  • エビリファイ持続性水懸筋注
    • 統合失調症
      • アリピプラゾールの4週間持続の注射薬
  • オプスミット錠10mg
    • 肺動脈性肺高血圧症
      • 肺動脈性肺高血圧症では第一選択薬となる可能性があります。
  • オルドレブ点滴静注用150mg
    • (多剤耐性のグラム陰性桿菌による)各種感染症
      • コリスチンの注射薬です。
  • ザファテック錠50mg・100mg
    • 2型糖尿病
      • 週一回投与のDPP-4阻害剤(トレラグリピチン)になります。アログリプチン(ネシーナ)と比べて効果が強力であり週一回投与であってもほぼ同等な効果が出るとされています。
      • 他の剤(SUとかメトホルミンとか)を使わずにDPP-4阻害だけで行ける患者さん向けの薬ということになると思います。
  • シンフロリックス水性懸濁筋注
    • 小児向けの肺炎球菌ワクチンになります
  • ソバルティ錠400mg+コペガス200mg
    • C型肝炎(ジェノタイプ2)の治療薬
      • リバピリン(コペガス)はこれまでインタフェロンとの併用しかできませんでしたが、今回ソホスブビル(ソバルディ)との併用によるインターフェロンフリーが可能となりました。
  • デュアック配合ゲル
    • 尋常性ざ瘡(にきび)
      • グリンダマイシンと過酸化ベンゾイルの配合剤になります。
  • トリーメク配合錠
    • HIV感染症
      • 初期治療用の配合剤という位置づけになるのではないかとおもいます。
  • ポマリストカプセル
    • 再発又は難治性の多発性骨髄腫
      • デキサメタゾンと併用して使用。レナリドミドやポルテゾミブでの治療歴がある患者さん向けとされています。
  • レンビマカプセル4mg・10mg
    • 根治切除不能な甲状腺癌
      • キナーゼ阻害薬になります。今回甲状腺癌の適応のみですが、肝細胞がん・腎細胞がん・非小細胞肺がんなどの治験も行われています。
  • ワントラム錠100 mg
    • 癌性疼痛・慢性疼痛
      • トラマドールの徐放剤になり、一日1回投与になります
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2015年2月10日火曜日

日経DIのクイズのお話-ステロイドカバーって何さ-

薬局に日経DIが届いておりまして、クイズを見ておりますと下のような問題が出てました。
(そのまま書いちゃうと著作権上まずいような気がするので、要約してます)
今まで次の処方を長期間服用してきた患者さんがいるとします。
プレドニゾロン1mg 2錠 1×M
この患者さんが抜歯をする際に服用するということで以下の処方が出てました。
プレドニゾロン5mg 2錠 2×MA(3)(抜歯後3日間服用)
さて、この処方の理由と服用上の注意を考えてみてください。

で、答としては以下の通り(こっちも要約してます)
ステロイド治療を長く続けていくと、副腎のヒドロコルチゾンの分泌能が低下する。ヒドロコルチゾンの分泌能が低下したままだと手術や外傷などのストレスがかかった時に対応できないので、手術や抜歯の時にステロイドを投与する必要がある。(ステロイドカバー)
今回の追加服用分はステロイドカバーのための処方であると思われる。また、服用上の注意としては(通常の短期大量投与の場合と同様に)高血糖・浮腫などに対する指導内容でOK

というものです。

ステロイドカバーは「プレドニゾロン5mg/日以上を継続して服用している患者さんにはステロイドカバーが必要な場合がある。」ぐらいの知識しかなかったので少し調べてみました。

抜歯時にステロイドカバーは必要なのか。
ステロイ ド薬服用患者の抜歯時管理という論文ではステロイ ド薬服用患者においては、PSL減量中の症例、全身麻酔下での処置 および局所侵襲の高い処置を必要とする症例を除けば、ステロイドカバーを行わなくても対応可能とされています。

抜歯以外の手術の時はどうなるのか
ステロイド長期投与患者における周術期ステロイドカバーという総説がありました。プレドニゾロン5mg/日以下を継続して服用している患者さんであればステロイドカバーは不要。維持量継続で対応。5mg/日以上の場合はステロイドカバーが必要とされていて、一応の目安が一覧表になってました。一時間以上の局所麻酔下での抜歯等の処置の場合は一日量の倍量を1日分投与とされています。

この問題って....実務上有の問題なんでしょうか?
もう少し詳細が知りたいと思うのは私だけなんでしょうか。できたらもう少し細かい話(歯科医側からの意見など)を載せてほしいなと思います。>日経DI編集部様

(このエントリーは出題・回答者や日経DI編集部を誹謗中傷するものではありません。)

2015年2月9日月曜日

アーバンインターネットからiijmioへ

今まで使ってきたメガエックADSLが3月末で終了ということで、今回フレッツ光へ乗り換えました。
またアーバンは高い割には速度がいまいちだったので、プロバイダーもiijmioに変えてみました。
FiberAccess/NFにしてみたので、DS-liteでipv4接続するように設定して使っています。

DS-liteは夜間の速度低下が(体感では)ほとんどない様で非常に快適に使えていますが、CGNなのでradikoみたいに地域をipv4のアドレスで決めてくるサービスの場合はどうやっても地域選択がうまくいきません。そのあたりだけ許容できれば有りだと思います。
ちなみにルータはヤフオクで落としたNVR500で、設定はインターネットマルチフィードの推奨設定にフィルターをかませたものです。