2019年7月25日木曜日

2019年7月21日日曜日

RMPの改定情報(6月~7月)

RMPの新規および改定関係のまとめです。 調剤薬局で関係のありそうなもの及びリスク項目に変化があったものをまとめています。

19年6月度承認一覧

審査報告書が出そろうのを待っていたので遅くなってしまいましたが6月度の承認関係一覧です。 先月少なかった分、今月は多めになっています。

2019年6月1日土曜日

19年5月の承認品目一覧

20190601.md

5月度の承認関係一覧です。 今回は一変のみです。

アクテムラ点滴静注用80mg・200mg・400mg

成人スチル病に対する適応の追加。
元々適応として持っていた全身性若年性突発関節炎の成人期例と成人期に発症したスチル病に対する治療に使えるように適応が追加になりました。

エンタイビオ点滴静注用300mg

中等症から重症の活動期クローン病の治療及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)の適応が追加。元々、潰瘍性大腸炎の適応を持ってましたが、クローン病にも使えるようになりました。

ビクトーザ皮下注18mg

今までは0.9mg/dまでの用法でしたが1.8mg/dまで使ってもいいことになりました。
増量方法としては1週間に0.3mg/dずつ増量して1.8mg/dまでもっていく形になります。
治験では増量した方が効果が出ている患者さんが多いこと、副作用発現に特段の変化がないことが確認されています。

ポマリストカプセル1mg・2mg・3mg・4mg

ボルテゾミブ(ベルケイド)との併用が可能となりました。
再発や難治の多発性骨髄腫に使われていくことになると思われます。

ブロプレス錠(カンデサルタン錠「あすか」)2・4・8・12

高血圧に対する小児適応の追加。
1歳以上6歳までは1日1回0.05~0.3mg/kg。
6歳以上の場合には1回2~8mgから始めて12mgまで。腎障害がある場合には8mgまで。

ゲンボイヤ配合錠

小児適応に関して今までは12歳以上で35kg以上となっていましたが、25kg以上の小児に変更になっています。

この中で関係がありそうなのはブロプレスの小児適応ではないでしょうか。小児の場合、先発のブロプレスかAGのカンデサルタン「あすか」でないと適応違いというのは覚えておいた方がいいかもしれません。

近頃...

体の調子を崩してまして、しばらく更新どころではない状況でした。

また、本調子ではないですが徐々にやっていこうと思います。

2017年7月17日月曜日

5月度承認関係

遅くなりましたが、5月度の承認関係まとめです。

薬局関係ならアサコールの寛解期の1日1回2,400mg食後服用の用法は要注意ですね。


ザーコリカプセル200mg・250mg

適応

  • ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
  • ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

用法・用量

通常、成人にはクリゾチニブとして1回250mgを1日2回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発非小細胞肺癌に対する適応が追加になっています。


テリボン皮下注用56.5μg

適応

骨折の危険性の高い骨粗鬆症

用法・用量

通常、成人には、テリパラチドとして56.5μgを 1 週間に 1 回皮下注射する。なお、本剤の投与は24ヵ月間までとすること。

今までの72週までの制限が24か月に延長になっています。


アサコール錠400mg

適応

潰瘍性大腸炎(重症を除く)

用法・用量

通常,成人にはメサラジンとして1日2,400mgを3回に分けて食後経口投与するが、寛解期には,必要に応じて1日1回2,400mg食後経口投与とすることができる。活動期には,1日3,600mgを3回に分けて食後経口投与する。なお,患者の状態により適宜減量する。

寛解期の一日1回まとめ服用が承認されています。

一日3回服用との間に非劣勢が証明できたとのことです。


ゾシン静注用2.25・4.5・静注用バッグ4.5

適応

  • 一般感染症
    • 適応症

      敗血症、深在性皮膚感染症、びらん・潰瘍の二次感染、肺炎、腎盂腎炎、複雑性膀胱炎、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎

    • 適応菌種

      本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、緑膿菌、アシネトバクター属、ペプトストレプトコッカス属、クロストリジウム属(クロストリジウム・ディフィシルを除く)、バクテロイデス属、プレボテラ属

  • 発熱性好中球減少症

深在性皮膚感染症、びらん・潰瘍の二次感染に対する適応が追加になってます。


カイプロリス点滴静注用10mg・40mg

適応

再発又は難治性の多発性骨髄腫

用法・用量

  • レナリドミド及びデキサメタゾン併用の場合

    通常、成人には1日1回、本剤を1、2、8、9、15及び16日目に点滴静注し、12日間休薬する。この28日間を1サイクルとし、12サイクルまで投与を繰り返す。13サイクル以降は、1日1回、1、2、15及び16日目に本剤を点滴静注し、12日間休薬する。本剤の投与量はカルフィルゾミブとして、1サイクル目の1及び2日目のみ20mg/m2(体表面積)、それ以降は27mg/m2(体表面積)とし、10分かけて点滴静注する。なお、患者の状態により適宜減量する。

  • デキサメタゾン併用の場合

    通常、成人には1日1回、本剤を1、2、8、9、15及び16日目に点滴静注し、12日間休薬する。この28日間を1サイクルとし、投与を繰り返す。本剤の投与量はカルフィルゾミブとして、1サイクル目の1及び2日目のみ20mg/m2(体表面積)、それ以降は56mg/m2(体表面積)とし、30分かけて点滴静注する。なお、患者の状態により適宜減量する。

レナリドミド併用のレジメンしかなかったのですが、非併用のレジメンもOKになりました。

腎機能が落ちている場合にも使いやすくなってます。


レミケード点滴静注用100

適応

  • 関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)
  • ベーチェット病による難治性網膜ぶどう膜炎
  • 尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症
  • 強直性脊椎炎
  • 腸管型ベーチェット病、神経型ベーチェット病、血管型ベーチェット病
  • 川崎病の急性期
  • 次のいずれかの状態を示すクローン病の治療及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)
    • 中等度から重度の活動期にある患者
    • 外瘻を有する患者
    • 中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療(既存治療で効果不十分な場合に限る)

クローン病において、通常の5mg/kg 8週毎では効果が弱い患者さんに対して10mg/kg 8週毎での投与が認められています。ただ、それでも効果が8週続かない患者さんがいらっしゃいます。

今回通常の5mg/kg 8週毎では効果が弱い場合5mg/kg 4週毎での投与が可能となりました。

2017年4月16日日曜日

3月に読んだ本

近頃、結構な勢いで本を買っております。
どうせなら、読んだ本の記録をつけていってみようかと思います。
と、いうことで17年3月に買ったり読んだりした本のリストです。
  • 薬局 3月号
    痤瘡患者さんのスキンケアとメークアップに関する記事あり。実践的な内容だったので必要な場合は要確認。
  • J-IDEO 3月号
    感染症の現在(いま)を発信する感染症総合誌ということで創刊された神戸大学の岩田先生が編集主幹をされている隔月発売の雑誌。
    大体、この手の雑誌は医師向けなのですが、薬剤師でもかなりタメになるような内容です。と、いうか感染症がらみの話に興味があったら一度手に取って見た方がいいかもしれない。私は次号も買ってみようかと思います。
    ちなみに岩田先生というと絵でわかる感染症 with もやしもんとかもやしもんと感染症屋の気になる菌辞典等の著者です。