2013年7月9日火曜日

薬剤師需要のシュミレーションから思うこと

30度越えでいきなり夏真っ盛りになっている今日この頃、8月の一番暑い盛りになったらどんなことになるんだろうかと心配してるTでございます。

「薬剤師需給動向の予測に関する研究」への素朴な疑問』という話の続きです。

厚生労働科学研究費補助金「薬剤師需給動向の予測に関する研究」班による薬剤師需要のシュミレーションの資料を読んでみました。

薬剤師の需要や供給のシュミレーションを行う元の数字は、現在の実績を元に予測した数字です。
需要側に関しては現状(投薬頻度や分業率、一人当たりの処理件数)が続いていく場合の数字になっています。また、供給側も今の薬学部の定員がほぼそのまま充足していくであろうという前提で作った数字になってます。

需要側はかなり無難な予測になっています。
現状維持(分業率や一人当たりの処理数)で予測されています。また、在宅等の増加も加味されていないので実際には予測よりも必要数が増加するのではないでしょうか。

供給側は強気の予測になってます。
現状、薬学部(6年制)の入学定員は11,560人です。年間1万人薬剤師が供給されるということは平均定員充足率は86.5%以上にならないといけません。
18歳人口が減少していって、大学進学希望者が減っていく状況で薬学部だけこんなに人が集まるはずは無いでしょう。

薬学部の淘汰が始まるはず。
現状のままでは、供給過剰になるかもしれません。そこで、定員の削減が始まっていくのではないでしょうか。


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